ふんわり
いつ誰が建てたのか村人達は知りません
時計守は何代も続いていますが
そのいきさつについては
全く言い継がれていないのです
この時計台は高さ20メートル以上もあって
しかも標高300メートル程の頂に建っているので
四方八方近隣の村々のどこからでも
時間を知る事が出来ます
時計台には時計守と言う
時を知らせる人が居ます
時計守は年令や性別を問わず
時計台が見える地域から
几帳面で人望が厚く責任感の強い人が
選出されます
選ばれたその人には 時計台のすぐ下に
自宅が準備されます
時計守は一日に4回キッチリと
6時間おきに針を合わせ
時を知らせる鐘を鳴らさなければなりません
時計台の内部には螺旋階段が有り
その階段は100段にも及びます
上り下りで200段余り
それを一日4往復しなければならないのです
そして体力が続く限り一生の仕事となるのです
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(投稿日:2023年12月05日 11:12)
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