【全国デザイン選手権・ポストカード部門】ツクルヒトタチ博in京都文化博物館2025
シュール ダークこの作品は、「ヤギのタロット(GOAT TAROT)」シリーズの一枚として描かれた、“死”の象徴。
タロットカードにおける「DEATH(死)」は、終わりではなく「変化」「再生」「脱皮」の意味を持つ。
ここに描かれたのは、その“変容の瞬間”。
黒い扉から現れるのは、鎌を持ったヤギのような存在。
しかしその顔はどこかあどけなく、恐怖ではなく“静かな覚悟”を感じさせる。
階段を下りた先には、まだ何かにしがみつこうとする手たち。
水面に浮かぶ黄色い柱と光の丸は、過去から未来へ続く時間や意識の層。
左上の鳥は、“魂の案内人”として再び登場。
前作『the leap』に続き、旅を見届ける存在として描かれている。
このカードが伝えるのは、「死=終わり」ではないということ。
それは、手放すことで開かれる、新しい扉の予兆。
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(投稿日:2025年06月01日 07:06)
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