赤いコートをまとい、静かに腰を下ろす女性「emma」。
大胆な赤と黒、ざらついた粒子、切り取られたようなシルエットによって、ひとりの女性の存在感を描いた作品です。
emmaが何者なのか、どこにいるのか、何を考えているのかは語られません。
表情さえ曖昧なまま、姿勢や服装、佇まいだけが彼女の人物像を想像させます。
誰かを理解するとき、私たちはその人のすべてを知っているわけではありません。
断片的な情報から、その人らしさをつくり上げている。
「emma」は、そんな人の存在そのものを一枚のビジュアルとして残した作品です。
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